2018-03-27 放牧の風景 ノマド生活(トドラ渓谷) 遊牧民との暮らしは、透明感に満ちていた。標高1850メートルの頂上付近にあるここでは、流れる雲と広大な青空を我がものにできる。中でも放牧の風景は美しい。私たち以外には誰もいない岩山を尾根伝いにゆっくりと歩く。お昼になると、お茶をつくり、パンとナツメヤシの実をかじる。すがすがしい空気があった。 石を投げて羊を誘導するアビシャ 好物の草を食む羊。アズキニと呼ばれる薬草で香りがよくお茶にも使われる 放牧地からティスギ村を望む。標高差は約300メートル 少し登ればティネリールの町まで見渡せる 雲一つない青空のもと、放牧に出るイハルフ(右)とアビシャ